青森県の酪農発祥の地と言われている新郷村。青森県の事業としての酪農はここから始まったとされています。面積の約9割が森林で、霊峰戸来岳の麓にある「間木ノ平グリーンパーク」の広大な敷地の一画に小さな工場「ミルク&ハム工房」があり、ここで飲むヨーグルトは作られています。
「標高350メートルの高原の環境が生む冷涼で澄んだ空気と水が、酪農をやっていくのに最適な環境だったのではないか」と教えてくれたのは、飲むヨーグルトを生産している(一財)新郷村ふるさと活性化公社の角岸事務局長。
ヨーグルトの原料となる生乳は、健康な乳牛を育てるため、餌の牧草を育てる「土づくり」からこだわる地元の酪農家から、朝搾りたてで安定品質のものだけを使用しています。安定剤・香料・添加物を一切使用していないので安心安全というのが最大の特徴です。
「牛という動物は変化を嫌う。そして広大な敷地で1頭だけポツンと居させるのもストレスになる。気温が暑くてもダメ。そういったことを理解して牛にストレスをかけない。そうしてとれた100%生乳にオリゴ糖とブルガリア菌などの乳酸菌を使用して熟成させる。正直なところ、最初はアイスクリームがメインでヨーグルトはそのついで、という感じでやろうとしていたんだけど、ヨーグルトが好評になったものだから、最初は苦労しましたよ」と角岸さんは笑いながら語ってくれました。
新郷村の人口は現在2,500人ですが、それと同程度の牛が飼育されているそうです。ここ、新郷村でのびのび放牧されている牛から作られる「飲むヨーグルト ザ プレミアム」。ぜひご賞味あれ!
出典: VISIT HACHINOHE
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