市議会3月定例会は2〜5日、代表質問と一般質問を開いた。
竹内勉議員は日本共産党の代表質問で国の3次補正(市へ交付金約2億7,000万円)のうち、2月の臨時会で可決した7,867万円を除き、手つかずがある。コロナ禍で苦しんでいる市民と事業所への支援策を当初予算に計上すべきだ、一般財源の活用も検討すべきだ、とただした。
市は「臨時交付金の残余は2021年度事業の財源として活用できるので早急に感染対策や経済対策を取りまとめる。事業規模は未定だが、一般財源の活用も検討して21年度補正予算に計上し取り組んでいく」とした。
議員は「経営、生活がひっぱくしているので1日も早く公助をさらに発揮すべきだ」と強調した。
また、議員は、旧屋代線の九反田と境沢地籍のガード部分は最も危険な箇所の一つ。ガード撤去と道路整備の計画を質問した。
市は「九反田橋先のガードは国の社会資本整備総合交付金を活用する。2021年度に道路詳細設計に着手し、23年度の整備完了を予定している。九反田のもう1カ所と境沢は整備の優先度等から現時点で計画はない」とした。
辺地対策事業債を活用する峰の原高原の総合整備計画のうち、スキー場関係(竹内議員の質問)に「23年度まで3カ年を予定している」とした。具体的には「貯水池の増設や電源関係等の整備(21年度)、圧雪車や降雪機の保管庫等の整備(22年度)、降雪機・圧雪車の購入、リフト安全対策等の整備(23年度)を計画している」とした。
荒井一彦議員は、須坂由来の書家や画家として、中島淡水、北村方義(まさよし、ほうぎ)、牧方丘、中村正章(まさあき)、青木雲山、駒津璋嶺(しょうれい)、松倉松亭(しょうてい)、山本富之助(とみのすけ)の名前を挙げ、今後、特別展を今年7月にリニューアルオープンする市立博物館で開いたらと提案した。
市は「大規模改修等工事で市立博物館2階に多目的展示室を整備した。7月から9月にかけて石小屋洞穴(須坂市仁礼)で出土した縄文草創期の著名な微隆起線文土器(國學院大所蔵)などを展示するリニューアルオープン記念特別展を計画している」とした。
秋には竜ケ池開池90周年の記念企画展「臥竜公園の歴史(仮)」を計画しているとした。
「2022年度以降に須坂ゆかりの書家や画家の特別展が開けるよう準備を進めたい」と答弁した。
【須坂市議会代表・一般質問】追加のコロナ支援策早急に〜須坂ゆかりの特別展計画を
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