須坂市、小布施町、高山村の3市町村は13日、感染拡大が続く新型コロナウイルス感染症を抑えるために合同の連絡会議を須坂市役所で開いた。会議は、6段階で示す県独自の感染警戒レベルが須高地区を含む長野広域圏で「5」となったこと、須高地区が3、4月と継続的に感染拡大傾向にあることから、3市町村と県が共に呼び掛けて開催。当日は3市町村長と県長野地域振興局長らが出席して、「須高は生活圏が1つ。情報を共有して連携を強化。住民に協力を呼び掛け、コロナ感染の拡大を防いでいく」ことを確認した。
冒頭、阿部守一知事は、テレビ会議システムを通じて「3市町村があらゆる手段を使って拡大するコロナ感染を食い止めてほしい」と要望した。
三木正夫市長は「市内で飲食店における感染の広がりは確認していない。原因は医療機関であったり、市外から持ち込まれて家庭で広がるケースなどさまざまだが最終的には1人1人が注意することが大切。市民らに呼び掛けたい」。
桜井昌季町長は「地元の病院で感染が発生したが市中感染は少ない。町内施設は安全を図りながら当面使用する。時期的に人の往来も多くなるが万全の対策をしたい」。
内山信行村長は「須高はまさに1つの地域。会議のタイミングは適切、さらに連携を深めたい。3市町村で問題を共有して、しっかり対応していきたい」。
会議は医療施設などでの感染の広がり、会食を通じた感染から家庭内に広がりを見せている状況などを考慮して、市民、事業所に次の4点を注意喚起することを確認した。
1.高齢者や基礎疾患のある人の不要不急の外出の自粛〜北信地域の医療機関の病床逼迫度が高くなり、身近な医療機関に入院できない人もいることから、重篤化のおそれのある人は感染リスクの高い行動をできるだけ避け、慎重に行動する。
2.感染拡大地域への訪問自粛、体調不良時は早めに受診する。
3.飲食の機会を通じた陽性者が継続して確認されていることから、感染リスクを避けるため、利用者、事業者に注意喚起する。
4.事業所や学校、保育所における感染防止対策の徹底〜食堂、喫煙所、休憩室、更衣室などでの感染注意を呼び掛ける。従業員の時差・在宅勤務の推進。教育委員会と連携し学校や保育所における感染防止対策を徹底。
出典: いけいけすざか
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