密を防いだ憩いの場「ストリートテラス」でまちの空間活用を

一般社団法人 まちづくり府中

団体イメージ

一般社団法人まちづくり府中は、東京都府中市の中心市街地活性化を目的に、市内の商工観光団体を中心に平成28年に設立されました。商業活性化事業・回遊性創出事業・情報発信事業・調査事業などを実施しています。

担当者:(一社)まちづくり府中事務局
TEL:042-370-1960
E-mail:machidukuri_fuchu@nifty.com

1日「1000人」前後の利用者

(一社)まちづくり府中は、2020年8月から12月にかけて、府中の中心市街地を代表するけやき並木通りにおいて、「けやき並木ストリートテラス」を実施しました。

コロナ禍においても屋外で安心して、まちなかで市民が過ごせる場を創出するため、日曜日の車両交通規制の時間帯を活用して、車道に椅子とテーブルを配置しました。

当初は数回の実験的試みでしたが、地域の方々や府中市の賛同を得る中で、悪天候や外出自粛要請期間を除く計12回継続実施し、天候の良い時は1日あたり1000人前後の方に利用いただきました。

道路使用にあたっては府中市と警察の許可を受け、また近隣の商業施設からも協賛をいただく中で、運営を行いました。

外出自粛の機運を「解きほぐす」

コロナ禍による緊急事態宣言の発令を受けた外出自粛後には、まちなかを訪れる機運が低下していました。

そこで、府中市にも道路使用の許可を得た上で、市民の萎縮していた心と体を解していくことを目的として、屋外の公共空間(けやき並木通りの車道)を活用し、3密にならず消毒などの感染拡大防止措置を講じた屋外の憩いの空間を提供することで、「まちなかに出てきても良いのだ」という雰囲気づくりとメッセージを発信するために、ストリートテラスを実施しました。

ストリートテラスを実施したことで、その後の「むさし府中まちバル」など、まちなかで実施する事業に対する地域の方々の理解を得ることにも繋がりました。

「継続して欲しい」という街の声

ストリートテラスの実施にあたっては、感染症対策として、利用者離席後のアルコール消毒を常時行いました。設置や運営は、まちづくり府中のボランティア役員の他、地域の雇用創出にも配慮し、地域の学生やシルバー人材さんにも協力いただきました。

また、憩いの場だけではなく、イベントの自粛などで活動の場が減少した市内のキッチンカー事業者さんにお声掛けをして、出店の機会を創出しました。

当初は市民からの批判も覚悟で取り組みましたが、「憩いの場が提供されて、ほっとする」「良い取り組みなので継続して欲しい」というお声を多数いただき、継続実施することになりました。

コロナ禍での新たな「空間活用」

地域のニーズは高く、令和3年に入り緊急事態宣言が解除されたことや、季節が暖かくなることを受けて、令和3年度以降も継続実施を行なっていく予定です。

コロナ禍における屋外公共空間の活用の推進に向けた一歩になると期待しています。
 
(2021年3月30日時点)

出典: 地方創生図鑑

  • コメント: 0

関連記事

  1. 最大33%OFF、EPARKテイクアウト!モンテローザ、1,000円OFFキャンペーン

  2. 全国特産品フェア『沖縄県本部町フェア』第2弾

  3. オンラインショップ はちのへエリアの美味いもん

  4. 京都市商店街緊急支援補助金

  5. リクルートの各サービスにてdポイントが利用可能に!じゃらんnetやホットペッパーグルメ・ビューティーなどで最大20倍キャンペーンが実施中

  6. 【おトク】市内宿泊者に「函館市グルメクーポン」プレゼント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。