MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社は、1983年に閉鎖されたポートエレン蒸留所より、オフィシャルボトルで最長熟となる「ポートエレン 40年」を発売した。
■世界中のウイスキー愛好家の注目を集めている
ポートエレンは、スコッチウイスキーの6大生産地のなかでも“スコッチウイスキーの聖地”と呼ばれるアイラ島において、かつてポートエレン蒸溜所で造られていたシングルモルトウイスキー。その品質の高さから多くのファンの支持を集めたが、惜しまれつつも1983年に閉鎖された。
ポートエレン蒸留所で造られた原酒は何回かのリリースによる貯蔵樽の減少によって、また熟成年数が長くなることでその希少価値も年々高まり、現在では“幻のウイスキー”と称されている。今回発売する「ポートエレン 40年」も、蒸留所閉鎖後も大切に保管されてきた原酒をボトリングした幻の逸品。
またポートエレン蒸留所は今年、2021年内の再稼働を目指しており、世界中のウイスキー愛好家の注目を集めている。
■ポートエレン 40年のテーマ「9 ROGUE CASKS」とは
オフィシャルボトルとして最長熟となる40年熟成、そして世界1,380本限定でボトリングされる最も希少なポートエレンのテーマは「9 ROGUE CASKS( 9つの異端の樽)」。
ポートエレン蒸留所が閉鎖される以前の1979年、典型的なポートエレンの原酒の特徴とは異なる、際立った珍しいフレーバー特性を持っている原酒が確認された。
しかし、それらの原酒は当時のブレンダーのニーズには適さず、樽に印を付け、将来のさらなる熟成とブレンドのために大切に保管されてきた。それから40年後の現在、マスターブレンダーであるクレイグ・ウィルソンによって、その異端の貯蔵樽の中から9つの樽が選定され生まれたのが「ポートエレン40年」だ。
4つのアメリカンオーク樽のホッグスヘッド、5つのヨーロピアンオーク樽のバットを巧みにブレンドして、これまでの蒸留所で見られたものとは異なる、新たなポートエレンを誕生させた。
■4つのアメリカンオーク樽の特徴
CASK 1469 – 草、オイリー、シナモン、ハーブ
CASK 1680 – 草、果物、トロピカルフルーツ、バニラ
CASK 1747 – 果物、革、トロピカルフルーツ、草
CASK 5176 – みかん、シナモン、クリーミー
■5つのヨーロッピアンオーク樽の特徴
CASK 4890 – ハーブ、花、草、スパイシー
CASK 4913 – シナモン、果物、香ばしい、革
CASK 4914 – ハーブ、シナモン、熟れた果実
CASK 6806 – 草、ハーブ、干しぶどう、菓子
CASK 6816 – メンソール、医薬品、果物
■ポートエレン 40年テイスティングノート
香り
繊細で、生い茂った草やハーブ、焦がしたタンジェリンの皮、カスクストレングスとしては穏やかな煙。わずかに加水することで、クリームキャラメル、焙煎コーヒー、赤いフルーツのコンポート、熟した桃の皮の香りが開く。
味わい
さらに顕著な焚き火の煙、パイプ煙草、革、ウッドスパイス。
余韻
長く、かすかな煙のフィニッシュ。
<ポートエレン 40年 商品概要>
商品名 :ポートエレン 40年(Port Ellen 40YO)
容量 :700ml
価格 :800,000円(税別)
アルコール度数:50.9度(カスクストレングス)
店頭販売開始日:2021年6月23日(水)より順次販売
限定数量 :世界1,380本限定
専用ギフトボックスつき
飲酒は20歳になってから。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがある。お酒は楽しく適量を。飲酒運転は法律で禁止されている。
出典: ITライフハック
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