【須坂市議会】コロナワクチン接種の概要示す〜代表・一般質問に市が答弁

市議会3月定例会は2日から代表質問と一般質問を開いた。浅井洋子議員は一般質問で男女不平等にどう向き合うかをただした。市の答弁「県内19市の女性管理職の割合が平均より上回っていて特に低い状況にはない。適材適所と公正公平を基本に管理職への登用や人事配置をしている」に対して、議員は「上回っているからいいというわけにはいかない。思い切って県1位を目指しては」と切り返し、「女性が活躍する須坂市はすてきだ」と質問を続けた。
 三木市長は答弁で「県1位を目指すかは別として女性も男性も県1位の職員になってほしい」と述べた。
 議員は「女性がいきいき活躍して輝けるということは、男性も輝けることで、ひいては誰もが活躍できるまち(第六次市総合計画基本目標1)になる。掲げたことは掛け声だけではないと思うので、女性を引き上げる市役所になってほしい」と期待を込めた。
 質問が集中した新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について、市は、市に居住する16歳以上が対象。実施期間は来年2月28日まで。接種の順番は、重症化リスクの大きさや医療体制確保等を踏まえ、1.医療従事者等(救急救命に従事する消防署職員を含む) 2.65歳以上の高齢者 3.基礎疾患のある者 4.高齢者施設等の従事者 5.それ以外―と示した。
 4月以降に予定される高齢者対象接種はファイザー社製で、2回接種が必要。1回目の後20日の間隔をおいて2回目を接種する。
 2月17日から国の医療従事者の先行接種が始まり、県内の医療従事者の優先接種は3月中旬以降。その後、市町村の65歳以上へと進む予定だが、現在、市の接種日程は未定。
 接種券(65歳以上)は3月末までに発送する。予診票と情報説明を同封する。接種方式は 1.接種可能な医療機関のかかりつけ医での「個別接種」 2.体育施設での「集団接種」―で医師会等と調整中。
 3月第3週に市役所本庁舎内に予約や相談ができる「市新型コロナワクチンコールセンター」を開設する。電話5台。5人体制(看護師1人、外国人英語対応職員1人など)。
 詳細は日程等決定後ホームページや全戸配布で周知するとした。
 牧重信議員はインター周辺開発について、進捗(しんちょく)状況と対応をただした。
 市は、開発用地の地権者全員の同意と開発範囲の確定について、昨年11月中旬、開発コンサルタントの長工から報告があった。開発行為の申請に向けた事前協議を県や市など関係機関と行い、1月26日に「ものづくり産業用地」、2月17日に「観光集客施設用地」の開発申請がされた。
 農地転用の許可申請は2月12日に両用地の申請が市にされた。
 物流関連産業用地は観光集客施設と同様に長工等が用地取得と造成をした後、事業者が事業を進めることとなったため、地域未来投資促進法に基づき事業者が作成する地域経済牽引(けんいん)事業計画に長工等を共同事業者に追加変更したことから遅れている。現在、開発許可、農地転用許可の申請に向け事前協議をしている。整い次第、申請手続きに入る予定、とした。
 地域未来投資促進法が昨年10月に改正施行され、実施期間が5年を超えない範囲で期間延長が認められることになり、2023年3月末とする同意基本計画の延長も可能となり事業者が延長を検討している、とした。

出典: いけいけすざか

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