割れた大石「双子石」と命名〜坂田山に新たなスポット

坂田山(須坂市坂田町)に二つ目の割れ石が発見され、NPO法人坂田山共生の森を愛する会(清水信孝理事長)は「双子石」と名付け、案内板を設置して来訪者を誘導している。「竜の割石」から徒歩3分ほど。昨年秋にアニメの主人公が大石を一刀両断した場面に似ているとして市内外から来訪者が増え、今も散策コースとして親しまれている。双子石の所在地は竜の割石から「大星桜坂」を沢沿いに30m下り、左折して20mの山中。
割れ石は同会副理事長の宮崎時雄さん(坂田町)が発見した。今年2月、竜の割石まで訪れる観光客や市民を先まで歩いてもらおうと新たな散策ルートの開発を念頭に山中を歩いていたところ、「カモシカがいるように見えた」(宮崎さん)場所に近づくと大きな石が斜めに割れていて「オー、ヤッター、割れている」と思ったという。
地権者や関係者の了解を得て案内板を設置し、6日から誘導をしている。
「竜の割石の弟分。ざっくり切れた?双子石?新登場」と竜の割石から誘導する。
同石は高さ約2m、幅約4.5m。
8日に双子石までやってきた女性(市内)は本紙の取材に「きのうも来たけど分からなかった。この石の方が大きい。竜の割石は昨年10月以来3回目。1回目の昨年は石の前で偶然めいに会った。6〜7年会っていなかった。石が呼び寄せてくれたよう」と語った。
宮崎さんは「桜のシーズンを控え、新たなスポットができてよかった」と話す。

出典: いけいけすざか

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