北海道旅客鉄道(以下、JR北海道)および東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)、東海旅客鉄道(以下、JR東海)、西日本旅客鉄道株(以下、JR西日本)、九州旅客鉄道(以下、JR九州)、NTTコミュニケーションズは18日、各社の高速鉄道「新幹線」車内におけるて列車公衆電話サービスを2021年6月30日(水)で終了すると発表しています。
各社の新幹線車内ではNTTコミュニケーションズの協力の元でて列車公衆電話サービスを提供していますが、近年、携帯電話の普及によって列車公衆電話サービスの利用が減少していることに加え、トンネル内などを含めてすべての新幹線で携帯電話の利用が可能になったことから終了することにしたということです。
JR各社ではトンネルなどの人工的な構築物により電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において移動通信用中継施設などを設置して携帯電話などを利用可能にするなど、電波の適正な利用を確保することを目的として実施されている「電波遮へい対策事業」に基づいて国の補助金を活用して工事を行ってきました。
そうした結果、2020年12月15日に山形新幹線の全区間のトンネル内で携帯電話サービスを利用できるようになったのを最後に日本全国の新幹線(現行営業区間)の携帯電話エリア化が完了していました。またJR各社では携帯電話の普及もあり、新幹線車内における列車公衆電話サービスの利用が減少していることも併せ、今回、終了することにしたということです。
各社では今後、手持ちの携帯電話を利用するか、駅などに設置してある公衆電話にて連絡を済ませた上で乗車するよう案内しています。なお、サービス終了前の6月7日(月)以降から新幹線車内における列車公衆電話サービスが使えない場合があるとしています。
出典: エスマックス
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