日本さくら名所100選に輝く須坂市の名勝・臥竜公園の桜は3月29日に開花した。基準木としている臥竜橋たもとのソメイヨシノの枝先に5輪以上の花が開き、臥竜公園管理事務所の坂田温(あつし)所長が開花宣言を行った。
記録が残る2000年以降の22年間で最も早く、3月中の開花は初めて。平年より15日も早い。
恒例の「臥竜公園さくらまつり」は、今年は竜ケ池開池90周年記念として、きょう3日から25日まで開催するが、新型コロナウイルス感染防止のため夜のライトアップは中止、臥竜公園商店会も閉店時間を午後8時で統一する。同まつりを主催する須坂市観光協会ではコロナ対策やゴミの持ち帰りなど協力を呼び掛けている。なお、同協会が管理する有料駐車場(協力金)は普通車などが700円、バスなどが3,000円となっている。
竜ケ池の池開き式は3日午前10時から遊船所前で開催。当日は無料開放し、あす4日から通常営業(午前9時〜午後4時半、発券は4時まで)を始める。4月は無休、5月〜11月3日は土曜・日曜・祝日のみ営業する。
ボートは手漕ぎ式12雙、ペダル式7雙を配備。ZOZO創業者の前澤友作さんが募集したふるさと納税の寄付先に、全国156自治体の一つとして須坂市が選ばれ、その「ふるさと応援寄付金」を活用して1雙を新規購入し、6雙を改修した。このほか公衆トイレ改修と臥竜山東屋2カ所への鳥瞰図設置は既に完了し、今後は弁天橋の改修を行うという。
問い合わせは臥竜公園管理事務所☎026-245-1770まで。
出典: いけいけすざか
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